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私にはとても気に入った家具がある。ちょうどいまから6年ほど昔になるが、どうしても欲しかったEthanAllenというアメリカの家具ブランドで買った革のソフゼだ。日本円にして約25万円くらいだっただろうか。月給が同じくらいの値段だった我が家にとってはとても高い買い物だ。だが、私はソフゼに関しては妥協はしたくなかった。なぜなら、ソフゼはリビングの印象を決めてしまうだけではなく、家族にとってとても大事な家具になることがわかっていたからだ。私の実家にも革のソフゼがあった。夏はとても冷たく気持ちがよく、冬は冬でとても肌にぴったりとくっつき、昼寝するには絶好の場所だった。私が学生のころに父親が買ったものだが、私に3人の子供が生まれ、父が亡くなった今でもそのソフゼは子供たちのいい昼寝場所になっている。高い買い物かもしれないが、長く使うことによってたくさんの思い出を何世代も通して共有することができる。だから私は、値段が高くても質が良く、長持ちするソフゼが欲しかったのだ。今の家で引越し3度目だが、今でも我が家のソフゼは堂々とリビングの端に鎮座しながら、家族の成長を見守っていてくれているように思う。